本を読んだ後はこうしてます

なぜ再読が進まないかというと、メモを書くというアウトプットをするのを避けてるからではなかろうかと考えました。アウトプットには頭も集中力もインプットの3倍は使います。ラクなインプットに逃げてしまいがちです。

mootoh.log - 本を読んだあと

そうなんですよね。書評を読んだりするとついつい「おもしろそう」で本を買ってしまい、アウトプットがおろそかになりがち。これではいかん、と思ったので、今年に入ってからは、だいたいこんな読み方で結構いいバランスがとれてます。

  1. すきま時間(通勤や待ち時間)を活用して複数の本同時並行読み&気になるところに付箋ペタペタ
  2. 一冊読み終わったら、付箋を貼ったところだけ再読&気になった付箋に印
  3. 印をつけた付箋だけ再読&感想まとめ

気をつけていることは、『読み終わったら一気に感想までいく』ことです。2.の部分で整理されたアイディアを、3.で一気にまとめ上げるって感じで、この二つを1時間くらいでやるようにしてます。かつ、読み終わったらすぐこの二つをやると、記憶があせてないので効果的です*1

アウトプットといっても「大人の読書感想文」くらいのものしか書けはしないのですが、まったく手をつけない積ん読がこの3ヶ月で減ってるので、少しは効果が出てる感じです*2。どのみち、一度読んでも断片的にしか捉えられないのだとしたら、本は10冊同時に読め!的な発想をしてもよいのかも*3

See Also:

読書中の付箋とブログ活用術 - Casual Thoughts
ここまでできればかなり充実するんでしょうが、めんどくさがりな自分にはかなりハードルが高い..このエントリで紹介されてる付箋はかなりおすすめです。付箋つけたまま本棚に入れても気にならない小ささと、無駄に使いたくなる安さでかなり気に入ってます。

*1:時間がとれないときは、本を読み終わらない!くらいの気持ちでやるとよいかも

*2:今は、同時並行で4冊読んでます

*3:本書は未読なので、著者の主張とそれてるかもしれません

3年で辞めた若者は我が道を行く(行けるのか?)

via 好きを貫く。自分を貫く。 - codemaniaxの脱・公務員宣言
昭和的価値観を死守しようとしてる人たちは、自分たちがそれにしがみついていること、そのために年少者を踏み台にしてることに、自覚的にならなきゃいけない。踏み続けられて平気な人なんていないと思うし、搾取される側なしに成り立たない社会は持続的とは言えないだろうから。あの本で筆者が言うように、「若者よ、わがままであれ」だと思う。年金未払いもそうだけど、もっと強い意思表示してもよいと思う。
自分の話だけど、少し前に今後の進路を50代の人事に相談したとき、

  • 『まわりへの迷惑とか考えたら、普通そんなことできないよね。少なくとも俺には考えられない』

と言われた。それも含めて悩んで出した結論だから、こうして意思表示してんだよ!、と。"I decided not to waste my time living someone else's life"、なんだよ!、と*1。例えば、こんなふうな強い意思表示をしてみてもいいと思う。

あと、自分は部外者なのでよく分からないけど、SFC生徒=未来からの留学生、は今も生きてるんじゃないかな。社会起業という平成的価値観の一つで動いているのであろうフローレンスの駒崎弘樹さんマザーハウスの山口絵理子さんや、ネットの世界を(エロ)おもしろくしてくれてるワディットの和田裕介さん id:kamawada
これまでとまったく違う道を行こう、と決意した自分にとっての同世代のロールモデルが、3人ともSFC出身というのは、きっと偶然じゃないと思う。

*1:Steve Jobsのスピーチからかなり影響受けてる

数字を疑う・深読みすることをしない

via ペットボトルのリサイクルは駄目という説に対する反論が目立たない理由 | WIRED VISION
出された数字を鵜呑みにして、色々と考えなくてよい(≒分かりやすさ?)話が、受けるんだろうな、という話。絶対正しい/間違い、という言葉はあまりに強すぎて使おうとは思わないけれど、強いて判断基準をあげるとすれば、

  • 「正しいと信じて行われる行為/間違いと信じる結果行われる別の行為」は、自分たちの子ども/孫の代まで、継続可能な行為ですか?

かなぁ。
【今日のEyes On Tibet
光明日報、「ダライ・ラマはチベットに災いをもたらしている」--人民網日文版--2008.04.02

はてなブックマークを作り直すとしたら

── 今後のソーシャルブックマークサービスのトレンドや、こうなってほしいみたいなものがあれば教えてください。

伊藤 僕が思っているのは、はてなブックマークに「メディアとしての力」をもっと持たせたいということなんですよ。というのも、僕自身、はてなブックマークを作って一番享受した利益って「今までマスメディアが言ってる情報をそのまま受け取っていたんだけど、実は違うんだな」とか、そういうシンプルなところだったりします(笑)。
 物事って大体において矛盾をはらんでて、犯罪にしろ社会的な問題にしろ、両方の言い分を聞いてみない限り本当のことは分からない。そこは、はてなブックマークを作って本質的に理解できた感じがしますね。
 今の世の中は二元化していて、芸能人がブログでちょっと口を滑らすと炎上することもありますが、「別に人間なんだから矛盾してるんだよ。ロジックに一貫性がないのは普通なんだから」という感覚が自分の中には強くあるんです。本来はいろいろな情報があちこちから引っ張り出せることによって形成されるべきなのに、今はネットにしても、既存のマスメディアにしても、情報が一方的で答えがひとつしかない印象を受けます。
 だからそういう意味で、インターネット上に新しい「民主的なメディア」みたいな形でソーシャルブックマークサービスが位置付けられるようになってほしい。ソーシャルブックマークをチェックすれば多様な意見に触れられる。そういう環境を用意しておくべきだなと思ってます。

津田大介が伊藤直也に聞く、「はてなブックマーク」の今と未来(後編)

大風呂敷広げてきたなぁ、という印象も受けますが、サービス企画段階だからそれでいいのかもしれない。

インタビューの後日談として、津田大介さんがTwitterで、

だから全体を通してどちらが彼の本当に言いたいことなのか咀嚼・理解して、違和感ないようにまとめあげる作業(編集・構成)が必要になるわけ。はてブはおもしろいけどそういう編集や構成のプロセスが一切ないから、そういうものが入らないとメディアとして影響力は持てないんじゃ?という話もした。

Twitter / 津田大介: だから全体を通してどちらが彼の本当に言いたいことなのか...

とおっしゃっていた*1。確かに編集/構成者の意思・意図が介在するからこその「メディア」なのかもしれないけれど、そうなるとどうしても幕の内弁当的、というか、あたりさわりないけど「引き」がない、というところに落ち着いてしまいそう。毒抜き(=編集や構成で違和感をなくす)されてしまうくらいなら、完全ノーカットのマイクロメディア、「『ニッチな範囲への影響力』の集合体」という形に昇華させていくのもおもしろいかなぁ、と思う*2

del.icio.usではなくはてなブックマークに留まっているのは、一種のガラパゴスなのかもしれない。けど、カバー範囲や言語の親和性、という意味でも、そしてなにより、「自分の一言が想像以上のインパクトを持ち得る媒体」という替え難いツールであるはてなブックマークを、これからも使い続けたいと思っています。
See Also:
はてなブックマークの作り直しについて - naoyaのはてなダイアリー
津田大介が伊藤直也に聞く、「はてなブックマーク」の今と未来(前編)
津田大介が伊藤直也に聞く、「はてなブックマーク」の今と未来(中編)
津田大介が伊藤直也に聞く、「はてなブックマーク」の今と未来(後編)
「ブログ限界論」とマイクロメディア - Tech Mom from Silicon Valley

*1:後日談のログ

*2:そのための具体的機能な仕組みがなんなのかは、さっぱりアイディアが出ないわけですがw

今日のEyes on Tibet

いかに「グレート・ファイアウォール」と言えど、今回の問題の情報統制は出来なかったもよう。オリンピックどうなるのかな。

煮え切らない自分の気持ち

「こんなところにいて時間の無駄じゃないか」というプッシュの気持ち(=出たいという気持ち)だけで飛び出すのは確かにリスクが高い。今の職場がなまぬるいなら、決意が固まるまでの間は、それを利用して自分なりの勉強をするなり、会社の外の人に会うなり、何か手を動かして作ってみるなりすると良いと思う。
そんなことをしているうちに、「どうしてもこの人と働いてみたい」「どうしてもこんなものを作ってみたい」というプルの気持ちがはっきりと表れて来たら、迷う必要もなくなる。

Life is beautiful: 転職におけるプッシュとプルと

せっかく時間とお金に余裕があるんだから、まずは空いた時間でやりたいことをやったほうがいいと思う。それができないのなら、転職しても何も良くならないかも。

はてなブックマーク - machuのブックマーク / 2008年03月24日

手を動かすために、プッシュの気持ちを固めて飛び出す、というのは性急すぎるのだろうか。まったく別分野への挑戦、思い切って飛び出してみたい、という気持ちを、人に伝え納得してもらうのがとても難しい。なぜって?自分の中でもうまく整理できてないから。
See Also:

新卒で入社して一年
お二人がコメントしてる元ネタ。自分の状況と似てる部分がちらほら。
404 Blog Not Found:天国から出なければ、そこが天国であることはわからない
小飼弾さんの返答。自分にとっての天国が何でどこにあるかは分からないけれど、今ある「極楽」が長く続かないことだけは自覚してるつもり。