(いまさら)ケータイ小説雑感

  • 報告書文体をベースとし、政治・ゴルフ・下ネタというおじさんの三大関心事をより追求する方向へ進んでいく(かもしれない)夕刊紙
  • 井戸端会議口調をベースとし、グルメ・ダイエット・有名人のうわさ話というおばさんの三大関心事をより追求する方向へ進んでいく(かもしれない)ワイドショー

とあまり変わらないのかも、ケータイ小説って。

要は、世代や性別毎に、多数が知りたがる/読みたがる情報・文章というのがあり、それらを提供しうる側(マスコミ)は、それらを欲しがる層に一番アクセスしやすい媒体経由でそれらを提供しているだけ、ってことなのでは。

夕刊紙(いわゆるタブロイド紙)やワイドショーが何も生まなさそうに思えるのと同様、ケータイ小説が何も生まないとしても、一定の存在価値はあるのでしょう。帰宅途中のおじさんのヒマや、家事の終わったおばさんのヒマや、女子高生のヒマを「つぶす」という存在価値が。なので、ケータイ小説は今のまま、読みたい人が読めばいいと思う。
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